鍵の閉め忘れ・かけ忘れを防ぐ対策方法と確認すること
鍵を閉め忘れた時に確認すること
自宅を慌てて出たり考え事があってぼんやりしながら出てしまったりしてしまうと、うっかり鍵をかけ忘れてしまうかもしれません。
後から急に鍵をかけた覚えがないことを思い出すと、気持ちがザワザワしてしまい早く帰宅して確認したくなってしまいます。
さらに帰ったらやっぱり開いたままだったという場合は、盗難などに遭っていないか確認しましょう。
ほかにも合鍵がわかりやすい場所にある場合作られてしまう可能性もありますので、鍵も替えたほうが安心です。
帰宅して開いていたままだった時、確認することを紹介していきますので、参考にしてください。
金品や個人情報類の書類が盗まれていないか確認
自宅に貴金属や現金などを隠し持っている場合は、盗まれていないかどうか確認をしましょう。
特に盗むのを目的としている人は、無駄なものを盗まずにポイントをわかって現金や貴金属を短時間で探して盗んでいきます。
ほかには通帳、クレジットカードや銀行のカード類、ハンコ、身分証明書なども危険です。
こういったものも盗んで、後から物を購入したり現金を引き出したりしようとしています。
普段から入れている引き出しや棚があると思いますので、まずはすべて確認します。
ほかに女性の場合は下着泥棒も多いので、一緒にブラジャーやパンツがすべて揃っているのか見てみましょう。
こういった泥棒は貴重品にはほとんど興味がなく、女性の下着が盗めれば満足します。
鍵が開いたままだったとなるとお金が盗まれているかも……と感じやすいですが、下着など他のものもないものがないか見ておきましょう。
もし盗まれているものがあったら
鍵を閉め忘れたからといって、絶対に泥棒に入られるわけではありません。
ただ入られやすいのは確かで、もしかしたら昨日まであったものが会社から戻ってきて確認したらなかった……ということも考えられるでしょう。
万が一大切なものが盗まれていた場合は、警察に行って事情を話して盗難届を出すようにします。
絶対に自分のものが見つかるとは限りませんが、盗難届を出すのは第一歩になります。
さらにクレジットカード、キャッシュカードの場合は引き出せないようにすぐカード会社などに連絡をしましょう。
早ければ早い程良いですし、夜間などであっても24時間電話がつながりますので時間なども気にせずに連絡しましょう。
盗まれても利用停止になっていれば、犯人がどんなに引き出そうとしても出すことができません。
警察に連絡するメリット
盗難届を出すのが億劫に感じてしまう方もいるかもしれませんが、何も行動しないと犯人の思うツボになってしまいます。
ここに住んでいる人は騒がないし、またいない時に入れば盗めると思われてしまうのです。
警察に行って盗難届は絶対に出し、犯人と戦う姿勢を見せましょう。
もしかしたら保険に入っている場合、損害があったということで申請ができる可能性があります。
この場合も警察にしっかりと盗難届を出しているのかを見て申請を受理するか決めていますので、忘れずに届を出しましょう。
今までなかったものがなぜかある場合も要注意
盗難というと盗まれる=なくなるというイメージがありますが、犯人が入ってくると今度は何かが増えているということもあります。
なくなってしまったものに気がいってしまい、増えているものに気が付かなという場合も考えられますのでチェックしましょう。
特に多いのは、盗聴器や盗聴カメラを設置していくというのが多いです。
小さい小物が増えている場合や付けた覚えのないテーブルタップなどはもしかしたら盗聴カメラや盗聴器が付いているかもしれません。
なんか付いているという時は変に触らないようにし、まずは盗聴器や監視カメラが付いていないかチェックをしたほうが早いです。
盗聴器などが付いているかどうかは、探偵事務所に相談をすれば調べてくれます。
万が一付いていた場合は犯人が部屋を狙って侵入し取り付けている証拠にもなるため、被害届を提出しましょう。
合鍵がいつもの位置に入っているか確認を!
玄関のわかりやすい場所に無造作に置いている場合、もしかしたら複製して犯人が作っている可能性があります。
たとえばわかりにくい引き出しの中に入れていた場合でも、犯人は探し当てて作っている可能性があります。
普段の引き出しにいつも通りに置いてあるのかチェックし、場所が違う感じがしたり違和感がある感じがしたりしたら注意が必要です。
早めに鍵屋に頼んで、新しい鍵に交換してもらいましょう。
玄関ののぞき窓も見ておこう
誰かがピンポンときた時に見る程度かもしれませんが、玄関ののぞき窓もチェックしておきましょう。
盗まれているものや異変がなくても、もしかしたら誰かが部屋に入って来ているかもしれません。
この時、玄関ののぞき窓が壊されていたとしたら、泥棒が入ってきた証でもあります。
サムターン回しというものを利用し、侵入してきているかもしれません。
鍵を閉め忘れた時に起きること
絶対に鍵を閉め忘れたからといって何かが起きるとは限りませんが、盗難をする犯人は入りやすい家を探しています。
必然と何重にもロックをかけている家よりも、鍵を閉め忘れていて開いている家に入るほうが楽です。
何かが起きてしまう可能性もありますので、こちらでどんなことが起きやすいか紹介していきます。
空き巣に入られる確率が高まる
泥棒は空き巣を見つけても、鍵がしてあり、さらに面倒だと諦めます。
誰もいないのにもかかわらず玄関が開いていたとしたら、泥棒にとって絶好のチャンスです。
周りの様子をチェックしながら自然と入り込んで、金目のものを盗んでいきます。
空き巣といえばピッキングなどで鍵が壊されるイメージも大きいのですが、一番被害が多いのは実は鍵の閉め忘れです。
ピッキングやガラス破りをして入るケースもありますが、鍵の閉め忘れに比べたら少ないのです。
戸建てとマンションやアパートであれば、共同の通路などがあるマンションやアパートが狙われています。
一戸建ての場合玄関を開けてみるだけでも、門の中に入っていき砂利の上などを歩かなければなりません。
石のジャリジャリという音がする玄関だとたどり着くまでにリスクも感じますし、さらに近所の人に見られると盗難を諦めます。
マンションやアパートの場合は、共有の廊下は住んでいない人も歩きやすいですし、一戸建てを歩くよりも違和感がありません。
そのためまるで住んでいる住人のように歩き、開いている玄関がないか探していくのです。
セキュリティがしっかりとしていても、隙間を潜り抜けて各部屋の玄関が開くかどうかを確かめています。
住んでいる側としても他のマンションよりもセキュリティがしっかりとしているからと思ってしまいがちですが、逆に過信している気持ちを狙ってきますので必ず鍵はかけましょう。
合鍵を作って後日じっくりと盗む計画を立てられる
最近は合鍵も簡単に複製できますので、わかりやすいところに置いている場合は写真などを撮って複製される可能性があります。
何か粘土のようなもので型を取るだけでも簡単に複製できますが、最近では写真を撮って作る犯人もいるようです。
簡単に鍵屋で作れるようなものであれば、簡単に短時間で合鍵を犯人も作ってしまえます。
その日はそこまで被害がなくても、今後また留守にしている時間帯を狙い、自然と鍵を開けて入ってくる可能性があります。
比較的簡単に複製ができる鍵は合鍵としても作りやすく便利ですが、犯人にとっても都合の良い鍵となってしまうのです。
中には作りにくい特殊な鍵もありますが、そうではない場合は合鍵を犯人も持っているかもしれないと考えたほうが良いでしょう。
鍵をなくした時に備えて、封筒や郵便受け、外の箱や小屋の裏などに置いている場合も危険です。
犯人は部屋だけでなく、こういった皆が予備にと隠しそうな場所を狙ってチェックしています。
鍵を閉め忘れないための対策方法とは
犯人に入られないようにするためにも、鍵を閉め忘れないようにするのは重要です。
隙を与えず盗難するのに面倒な家だという雰囲気を与えるだけで、侵入される可能性は少なくなります。
いくつか鍵を閉め忘れないための対策方法がありますので、こちらで紹介していきます。
普段持ち歩くメインの鍵は目につくところに置こう!
ほかのことを考えている時やあまり目に留まる場所に鍵を置いていないとドアから出ても違和感がなく、うっかりと鍵を忘れてしまいやすくなります。
何か別のことを考えていてボーっとしていても目につくような場所に鍵を置いておけば、「あっ!」と気が付けるようになります。
玄関の目立つ部分に置くことや通勤やお出かけの時のバックの近くに置いておくなど工夫をしましょう。
出る前にすることを張り紙に書き玄関を出る前に読むクセをつける
自分が何をしなければいけないのかを書き、そこに鍵を閉めることも一緒に書いておくと良いでしょう。
玄関で靴を履く時に、出る前に点検しなければいけないことを読み上げることで、鍵を閉めるというのを忘れません。
クセにしてしまえば、少しぼんやりしている日でも玄関でいつものように紙に目はいきますので、そこで鍵を閉めることを思い出せます。
鍵もオートロック式に替える
自分で鍵を閉めなくても、オートロックで自動に閉まるタイプであれば安心です。
万が一もしかしたら……という心配もないですし、ドアを開ける際も自分のICカードなどで簡単に開けられます。
さらに、中には遠隔でも操作できるものありますし、何かあった時にも業者に電話をすれば24時間サポートも受けられます。
入退室が簡単で管理もしやすいスマートキーに交換するのもおすすめ
最近スマホを使っている方も多いと思いますが、すべて鍵の開け閉めをスマホのみでできてしまいます。
さらに少し離れたところからでも遠隔操作ができるため、もしかしたら閉め忘れてしまったかもしれないと思っても、離れたところからロックもかけられます。
離れた場所にいても、開けてほしいなどと言われた時もスマホで操作すれば家を開けられるのです。
開閉の履歴なども簡単にチェックできますし、設置したいという時も簡単にできます。
スマホだけでなく、暗証番号を入力することや専用のICカードなどで開けることも可能です。
自分が鍵をしたかを写真に撮っておく
今はスマホなどで簡単に撮影ができる時代ですので、鍵を閉めたという証拠を写真に撮影するのもおすすめです。
コストもかからないですし、急にふと不安になった時に写メをチェックすれば良いだけです。
不安になった時に絶対に玄関の鍵を閉めたという確証がないことが、後々まで嫌な気持ちにさせます。
証拠があれば大丈夫だという安心感から、今しなければならないことへ集中できるようになるでしょう。
侵入形跡があったら引越ししも考えよう
もし、たまたま鍵を忘れてしまった時に限って、空き巣被害に遭ってしまったということもあるでしょう。
その際は、引越しも考えて安全なところへ移るのもおすすめです。
正直犯人には目をつけられていますし、万が一合鍵を作られていたらまた誰もいない時に空き巣に入ってくるかもしれません。
明らかに侵入形跡があった後は、引越しも検討しましょう。
安易に引越しができない場合は?
新築で一戸建てを購入したばかり……という場合、侵入してきたのがわかったとしても安易に引越しができないでしょう。
その場合はドアの鍵を早急に新しくして、古いものは処分しましょう。
安易に引越しができなくてもすぐに自宅へ入れない雰囲気を作っておけば、怖くて再び狙おうとは思いません。
物が取りやすいような隙があると、また窃盗などの被害を受けてしまいます。
ほかにもできることがある
ピッキングしても簡単に開けられない鍵にすることや窓ガラスなども少し力を入れて突っついたら壊れるようなものではなく頑丈なものにし、自分でも防犯フィルムを貼ってみても良いでしょう。
最近ではピッキングがしにくいディンプルキーもありますので、付ける鍵は選ぶようにしましょう。
出入りする人を決まった人だけにするようにオートロックにし、犯罪の時の足場になるようなものは一切置かないようにします。
犯人は監視されている雰囲気も嫌いですので、防犯カメラの設置をして外からも見通し良くしておくのもおすすめです。