公開日:2023/08/17|更新日:2025/07/04
ドアノブ交換の費用相場は?玄関・室内別の料金目安と安く抑えるポイントも解説!
ドアノブが壊れたり、古くなって交換を検討しているとき、最も気になるのは「費用はいくらかかるのか」という点ではないでしょうか。特に初めてドアノブ交換を依頼する方は、相場感がわからず不安に感じることが多いです。
本記事では、ドアノブ交換の費用相場や内訳、費用が高くなるケース、安く抑えるポイント、業者選びのコツ、修理との違いまで詳しく解説します。ドアノブを交換しようと検討されている方は是非とも参考にしてみてください。
目次
ドアノブ交換の費用相場と内訳を徹底解説
ドアノブ交換にかかる費用は、ドアノブの種類やドアの構造、依頼する業者によって大きく変わります。ここではまず、一般的な費用相場と費用を構成する内訳について詳しく解説します。また、業者に依頼するのとDIYでの交換の費用差もまとめていますので、予算計画を立てる参考にしてください。
ドアノブ交換の費用相場はどれくらい?
ドアノブ交換の平均費用は、室内ドアと玄関ドアで大きく異なります。室内ドアの場合、簡易なドアノブなら部品代が3,000円~5,000円、業者依頼すると工賃や出張費を含めて10,000円~20,000円程度が相場です。
玄関ドアや鍵付きドアノブの場合、防犯性能が高くなるため、部品代だけでも10,000円以上することが多く、業者依頼ではトータル15,000円~40,000円ほどかかることもあります。実際の費用は、ドアの材質や構造、ドアノブの仕様、施工環境によって変動するため、正確には見積もりを取って確認する必要があります。
ドアノブ交換費用の内訳とは?
ドアノブ交換費用の内訳は「部品代」「工賃」「出張費」が基本です。
部品代はドアノブ本体の価格で、種類や防犯性能によって数千円から10,000円以上まで幅があります。工賃は交換作業の技術料で、簡易交換で5,000円前後、玄関ドアなど防犯性が高い鍵付きの場合や、加工が必要な場合は10,000円~20,000円になることもあります。出張費は業者が現場に訪問するための費用で、無料のところもあれば3,000円~5,000円程度かかる場合もあります。
業者によっては工賃と出張費をまとめて提示している場合もあるため、見積もり時に内容を必ず確認しましょう。
業者依頼とDIYの場合で費用はどう違う?
業者依頼とDIY交換では、かかる費用が大きく異なります。DIYの場合、必要なのは基本的に部品代のみで済むため、室内ドアなら3,000円~5,000円、玄関ドアでも10,000円前後で交換可能です。
ただし、DIYには工具代や失敗リスクが伴います。対応するネジ穴が合わなかったり、取り付け位置がズレるとドアが閉まらなくなることもあります。一方、業者に依頼すると部品代に加えて工賃や出張費が必要となり、総額10,000円~40,000円程度になるケースが多いです。
しかし短時間で確実に交換してくれ、施工保証が付くこともあるため、特に玄関ドアなど防犯性が重要な箇所は業者依頼をおすすめします。
ドアノブ交換費用が高くなるケースとその理由
ドアノブ交換の費用は、ドアノブの種類や交換方法によって大きく変動しますが、特に以下で紹介するような条件が重なると予算を大幅にオーバーしてしまうことがあります。ここでは、費用が高くなる原因を詳しく解説しますので、見積もりの際に注意するポイントとして役立ててください。
ドアノブの種類が特殊・防犯性が高い
ドアノブの種類が特殊だったり、防犯性が高い場合は部品代が高額になるため、交換費用も高くなる傾向があります。例えば、玄関ドアに使われるディンプルキータイプやオートロック対応のドアノブは、通常の室内用ドアノブに比べて価格が2倍以上することも珍しくありません。
さらに、防犯性を高めた製品は複雑な構造になっているため、交換作業の難易度も上がり、工賃も高額になることが多いです。室内ドアで防犯性が求められない場所に高機能なドアノブを取り付けると、無駄な費用がかかることになるため、製品選びの際は用途に合ったものを選ぶことが重要です。
ドアの構造や厚みによって追加加工が必要
ドアの厚みや構造が特殊である場合、そのままでは新しいドアノブを取り付けられず、追加加工が必要になることがあります。例えば、古い木製ドアは厚みが均一でなかったり、鉄製のドアは専用工具が必要だったりするため、工賃が通常より高額になる傾向があります。
加工費用は5,000円~10,000円程度加算されることが多く、ドアの材質によってはさらに高額になることもあります。また、既存の穴径が規格外の場合は、穴を広げる作業が必要で、その分作業時間も長くなるため費用が高くなる原因となります。
錠ケースや他部品の交換も同時に必要
ドアノブの不具合が、実はドアノブ本体ではなく、内部の錠ケースやラッチ部分の故障による場合もあります。この場合、ドアノブを交換するだけでは問題が解決せず、錠ケースや他部品も一緒に交換する必要があります。
錠ケースの交換は、ドアノブ交換よりも作業が複雑で、部品代も高額になるため、追加で10,000円~20,000円程度かかることも珍しくありません。見積もりを依頼する際には、ドアノブ以外の部品交換が必要かどうかも確認しておくと、予算オーバーを防ぐことができます。
深夜・早朝などに依頼している
ドアノブ交換を深夜や早朝、祝日などの時間帯に依頼すると、通常料金に割増料金が加算されることが一般的です。業者によって異なりますが、夜間料金として通常料金の30~50%増しになることが多く、例えば通常15,000円の作業費が20,000円以上になるケースもあります。
緊急トラブルでやむを得ない場合を除き、平日日中に依頼することで無駄な費用を抑えることができます。見積もりを取る際には、時間帯による料金の変動についても必ず確認しておきましょう。
メーカー廃番品や特殊仕様により取り寄せが必要
古い住宅や廃番になっているドアノブの場合、メーカーからの取り寄せや代替品の適合確認、追加加工が必要になることがあります。取り寄せ費用は数千円から1万円程度かかることがあり、さらに納期も数日から数週間かかるため、すぐに交換できない場合もあります。
また、特殊仕様のドアノブは在庫確保している業者が少なく、調達コストが高くなる傾向があるため、結果として交換費用全体が高くなります。古いドアノブを交換する際は、事前にメーカーや型番を確認しておくとスムーズです。
ドアノブ交換費用を安く抑えるためのポイント
ドアノブ交換は必要な出費とはいえ、できるだけ費用を抑えたいと考える方が多いでしょう。ここでは、無駄な出費を防ぎながら安全かつ確実に交換するための具体的な節約ポイントを解説します。自分で交換する方法から、業者選びで注意すべき点まで幅広く紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
自分でドアノブを交換する
最も費用を抑える方法は、業者に依頼せず自分で交換することです。ドアノブ本体をネットやホームセンターで購入すれば、室内ドア用なら3,000円~5,000円程度で済むケースが多く、業者に頼むよりも1万円以上安くなることもあります。
ただし、DIYにはリスクもあります。交換にはプラスドライバーや専用工具が必要なことが多く、ネジ穴の位置が合わない場合はドアに追加加工が必要になる場合もあります。
もし取り付けに失敗すると、ドアが閉まらなくなったりロック機能が作動しないなどトラブルにつながるため、作業に不安がある方は無理をせず業者に依頼する方が結果的に安く済むこともあります。
相見積もりを取り複数業者を比較する
業者に依頼する場合は、必ず複数業者から見積もりを取り比較検討するようにしましょう。同じ作業内容でも業者によって価格差があることは珍しくなく、場合によっては1万円以上違うこともあります。
見積もりを取る際は、部品代・工賃・出張費が含まれているか、追加料金が発生しないかなど内容をしっかり確認することが重要です。また、対応の丁寧さや説明のわかりやすさも業者選びのポイントとなります。比較した結果、費用だけでなく信頼できる業者を選ぶことで、無駄なトラブルを防げます。
ドアノブ本体を自分で購入して取付のみ依頼する
ドアノブ本体を自分で購入し、取付のみを業者に依頼する方法も費用を抑えるポイントのひとつです。業者に部品からすべて依頼すると、仕入れ価格に利益が上乗せされるため割高になることが多いですが、自分で購入すればその分を節約できます。
ただし、購入前に必ず業者に相談し、適合する製品か確認することが重要です。サイズが合わない場合、追加工賃が発生したり取り付けできないこともあります。また、業者によっては持ち込み部品の取付を受け付けていない場合もあるため、事前確認は必須です。
平日の日中に依頼する
夜間や早朝、祝日などの依頼は、通常料金に加えて割増料金が発生することが多く、結果として費用が高くなります。緊急性がない場合は、できるだけ平日の日中に依頼するようにしましょう。
夜間料金として通常の30~50%増しになるため、時間帯を選ぶだけで数千円から1万円近く節約できる場合があります。依頼前に業者へ時間帯ごとの料金体系を確認しておくことをおすすめします。
追加料金が不明瞭な業者は避ける
「○○円~」といった表記のみで、問い合わせても料金の目安すらも答えてくれない業者は、現地で追加料金を請求されるケースがあるため注意が必要です。見積もりの際には、部品代、工賃、出張費、追加料金の有無を明確に教えてくれる業者を選びましょう。
また、見積りをきちんと説明してくれる業者であれば、後からトラブルになるリスクを減らせます。少しでも不安を感じたら、別の業者にも見積もりを取り比較することが大切です。
防犯性が高すぎる特殊仕様を選ばない
防犯性が高いドアノブは、確かに安全性に優れていますが、室内ドアやあまり防犯性が求められない場所に設置する場合、オーバースペックとなり費用が無駄になることがあります。
例えば、ディンプルキー対応やオートロック機能付きのドアノブは、通常のドアノブより部品代が数千円から1万円以上高くなることが多いです。用途に合わない過剰な性能は費用を無駄にするだけなので、設置場所に適したドアノブを選ぶことが大切です。
ドアノブ交換業者を選ぶときのポイント
ドアノブ交換を業者に依頼する際、費用面だけで選んでしまうと後悔することがあります。安心して依頼できる業者を選ぶためには、料金体系や保証内容、実績など複数のポイントを確認することが重要です。ここでは、失敗しない業者選びのために押さえておきたい具体的なチェックポイントを解説します。
見積もり内容や料金体系が明確か
業者選びで最も重要なのは、見積もり内容が明確かどうかです。見積りの段階で「○○円~」といった曖昧な表記がある場合、実際の作業後に追加費用を請求される可能性があります。部品代、工賃、出張費、消費税など、すべての内訳が明記されているかを必ず確認してください。
また、見積もり依頼時に質問した際、丁寧に説明してくれるかどうかも信頼できる業者か見極めるポイントです。不安な場合は書面で見積書をもらい、内容を残しておくと安心です。
追加料金・キャンセル料の有無を確認
見積もり金額以外に追加料金がかかるケースは珍しくありません。例えば、ドアの加工が必要になった場合や特殊工具を使う場合、出張先が遠方の場合などは追加費用が発生することがあります。
また、急遽予定が変わりキャンセルする場合にキャンセル料がかかる業者もあるため、依頼前に必ず確認しておきましょう。追加料金やキャンセル料がかからない業者であれば、予算管理がしやすくトラブルを防げます。
施工実績や口コミ評価が良いか
施工実績が豊富で、過去に多くのドアノブ交換を行っている業者は、知識や技術力が高く安心感があります。また、Googleマップや口コミサイトで評価を確認することも大切です。
「対応が丁寧だった」「説明がわかりやすかった」「追加料金がなかった」など、実際に利用した人の声は業者選びの大きな判断材料になります。逆に「高額請求された」「対応が悪かった」などの口コミが多い場合は避けた方が無難です。
保証内容・アフターサービスが充実しているか
ドアノブ交換後、万が一不具合が起きた場合に備えて、保証内容やアフターサービスがしっかりしている業者を選びましょう。業者によっては数か月から1年程度の保証が付くことがあります。
保証内容が明確で、万一の際にも迅速に対応してくれる業者であれば安心して依頼できます。特に玄関ドアなど防犯面で重要な箇所の交換では、保証やアフターサービスの有無は業者選びの大きなポイントです。
電話対応や説明が丁寧で信頼できるか
初めて依頼する業者の場合、電話対応の印象は非常に重要です。見積もり依頼や相談の際、こちらの質問に対して的確かつ丁寧に答えてくれるか、説明がわかりやすいかをチェックしましょう。
対応が曖昧だったり、高圧的な印象を受ける業者は避けた方が無難です。電話対応ひとつで、実際の作業時の対応品質もある程度判断できるため、不安を感じた場合は他業者にも相談して比較検討することをおすすめします。
ドアノブ交換と修理の違いと費用比較
ドアノブの不具合が起きたとき、交換するか修理で済ませるか迷う方も多いでしょう。それぞれの特徴や費用相場を理解することで、無駄な出費を避け、最適な方法を選ぶことができます。ここでは修理で済むケースと交換が必要なケース、そして両者の費用について詳しく解説します。
修理で済むケースとは?
ドアノブの不具合が軽微な場合は、交換ではなく修理で対応できることがあります。例えば、ドアノブがガタつく場合は、固定ネジが緩んでいるだけの可能性があり、ネジを締め直すだけで改善します。
また、ラッチ部分(ドアを閉めたときに引っかかる部分)が動きにくい場合は、潤滑剤を注入することでスムーズに動くようになることもあります。さらに、ドアノブの戻りが悪い場合も、内部スプリングの調整や部品の清掃で直るケースがあります。
ただし、部品が破損していたり、錠ケースが故障している場合は修理では対応できず、交換が必要になるため注意が必要です。
修理費用と交換費用の比較
修理費用は不具合の内容によって異なりますが、軽微なものであれば5,000円~10,000円程度が相場です。ネジの締め直しや簡単な調整で済む場合は、出張費のみで対応してくれる業者もあります。
一方、交換の場合は部品代に加えて工賃・出張費がかかり、10,000円~40,000円程度になることが一般的です。ただし、修理で済ませても根本的な解決にならず、短期間で再発する場合は、結果的に交換した方が費用対効果は高くなります。長期的に見てどちらが得か、業者に相談して判断することが大切です。
交換を選ぶべきタイミング
以下のような場合は、修理ではなく交換を選ぶべきタイミングです。まず、ドアノブ内部の部品が破損している場合です。例えば、スプリングが折れている、錠ケースが故障している、ラッチが完全に戻らないなどは、修理しても再発する可能性が高く、交換した方が安全です。
また、古いドアノブでメーカーが廃番になっている場合も、部品取り寄せができないため交換対応となります。さらに、玄関ドアなど防犯性が求められる箇所は、経年劣化によって強度が低下している可能性もあるため、早めの交換がおすすめです。業者に状態を確認してもらい、最適な対応を選びましょう。
まとめ
ドアノブ交換は、部品代や工賃、出張費などがかかるため、交換する箇所やドアノブの種類によって費用が大きく変わります。室内ドアの交換なら10,000円~20,000円程度、玄関ドアや鍵付きドアノブの場合は15,000円~40,000円程度が相場です。費用が高くなるケースとしては、防犯性が高い特殊仕様のドアノブを選んだ場合や、ドア構造に追加加工が必要な場合、深夜や早朝に依頼する場合などが挙げられます。
一方で、費用を安く抑えるためには、自分で交換する、相見積もりを取る、ドアノブを自分で購入して取付のみ依頼するなどの工夫が有効です。また、業者選びでは、見積もり内容が明確で追加料金やキャンセル料がないこと、施工実績や口コミ評価が高いこと、保証内容やアフターサービスが充実していること、電話対応が丁寧で信頼できることが重要です。
もし、ドアノブ交換を検討されているなら鍵猿にご連絡ください。鍵猿でしたら、見積り・出張費無料で現場に駆けつけて、最短当日で鍵交換いたします。ドアノブのことでお困りのことがあればお気軽にお問い合わせください。