スーツケースの鍵が開かない!早く開けたい時の対処法
スーツケースの鍵をなくしてしまった!スーツケースの鍵は手元にあるのに壊れて開かなくなってしまった!こんな時、スーツケースの中の荷物を取り出すことができなくなると、特に出かけ先では大変困ってしまいます。
しかし、鍵を開けるための対処法を知っておくことで、問題を早く解決することが出来るでしょう。
本記事では、なんらかのトラブルによって開かなくなってしまったスーツケースの鍵を開ける対処方法をご紹介します。
スーツケースの鍵を自力で開ける時の注意点
急いでいるからといって、スーツケースのファスナーを壊したり、鍵を破壊してしまうと、その後スーツケースが使用できなくなることに注意。開けた後に修理を依頼したり、新しいスーツケースを購入したり費用がかかるほか、外出先で壊してしまうと荷物の管理も大変です。
地道に暗証番号を探る
ダイヤルロックが開かなくなった場合、ダイヤルがリセットされている・または変更されてしまった可能性があります。その様な際は、「000」から一つずつ試してみてください。無理にこじ開けて破損させてしまうと、スーツケースが勝手に開いてしまったり防犯性もなくなってしまうため、時間があればこの解錠方法が安心安全です。
早ければ数十分程度でスーツケースを開けることが可能なので試してみてはいかがでしょうか。
失敗しないためにはプロに頼む
それでも開かない場合は、リペアショップや鍵屋にご相談ください。
シリンダーが付いたスーツケースの場合、ヘアピンなどの手軽なもので開けようとして鍵穴に詰まらせ、破損や故障する可能性が高いです。こちらは空港のリペアショップ、または鍵屋にご依頼頂くことをおすすめします。
旅行中に鍵をなくした時の対処法
せっかくの楽しい旅行なのに鍵を紛失してしまったなど思わぬトラブルに悩まされてしまう方も少なくありません。
スーツケースの鍵をなくしてしまうと開けることができず、中の荷物を取り出せなくなってしまうだけでなく快適に旅行を楽しむこともできません。
しかし、旅行中でもスーツケースの鍵のトラブルを解決する方法があるのです。
ここからは、楽しい旅行中にスーツケースの鍵をなくしてしまった時にどう対処することが正解なのかを確認していきましょう。
空港ならリペアショップで解錠
空港内にあるリペアショップを利用することでスムーズにトラブルを解消することができます。
スーツケースの開錠・スーツケースのキャスターの油差しなどのほか、成田空港ではRIMOWAのメーカー専門リペアショップがあり鍵交換・ハンドル交換などより専門的なリペアにも対応可能。
スーツケースの鍵のトラブルで困った時には一度相談してみると良いでしょう。
リペアショップを利用するメリット・デメリット
空港内にあるリペアショップを利用するメリットといえば、わざわざ自宅に戻ることなくスーツケースの開錠をスムーズに行える点が挙げられるでしょう。
リペアに関する専門的な知識や高い技術力を持ったプロのスタッフが対応してくれるので、困った時に安心して相談することができます。
しかしながら、利用する空港によっては、リペアショップサービスが用意されていないところがあるので注意が必要です。
現在、成田空港や羽田空港には鍵のトラブルやバックや靴の修理を行ってくれるリペアショップがありますが、他空港ではリペアサービスを提供していないところもあります。
成田空港や羽田空港以外の空港を利用する場合や、解錠以外のサービスを利用する場合には、事前に確認しておくことをおすすめします。
空港内のリペアショップの費用相場
空港内のリペアショップでは、さまざまなサービスが用意されています。
急なトラブルにも迅速に対応してくれるといった嬉しいメリットがありますが、修理費用の相場はメーカーやトラブルの内容によって違うため、高額な費用がかかってしまうこともあるでしょう。
たとえば成田空港に自ら持ち込み修理を依頼した場合、鍵の開錠は2,500円~となっていますが、状態が悪い場合には数万円の費用がかかる可能性もあります。
また、修理に時間がかかってしまうことも多く、郵送で修理を依頼する場合にはリペア料金のほかにも郵送料が発生します。
急ぎの場合は鍵屋に依頼
できるだけ早くスーツケースの鍵を開けたいという時には、鍵のプロに依頼してしまうことが最もスムーズにトラブルを解決する方法です。
自宅や車の鍵のトラブルはもちろんのこと、スーツケースの鍵に関するトラブルにもスピーディーに対応できるので、出発までにスーツケースの鍵を開けたい時も便利です。
鍵屋を利用するメリット・デメリット
スーツケースの鍵のトラブルに見舞われてしまった方で、鍵屋に解錠依頼をいただくことは多いです。
ここからは、鍵屋に依頼するメリットやデメリットもあわせてご紹介するので、ぜひチェックしてみてください。
鍵屋なら場所問わず駆けつけスピーディに解錠
鍵屋に依頼する最大のメリットは、電話一本ですぐに指定の場所まで駆けつける速さが挙げられます。
地域を問わずお客様の指定の場所まで近くの鍵屋が向かうため、空港内に限らず旅行先でも鍵のトラブルを解決することができるでしょう。
また、暗証番号やシリンダーなど鍵の種類は問わずスピーディーに鍵を開けられる点もメリットです。
明日までにスーツケースを開けて使えるようにしたい、昼には出発するので鍵を紛失したスーツケースを開けてほしい、といった急ぎの場合は鍵屋にご相談ください。
経験や実績が豊富なプロのスタッフが対応するため、無理にこじ開けて鍵を壊してしまうこともありません。(※もともと故障が原因で開かない場合を除く)
費用がかかってしまうのが鍵屋のデメリット
鍵屋に頼む際は、鍵を開けるための作業料金がかかります。また、利用する業者によっては出張料金・基本料金が追加でかかります。悪徳な業者の場合、開けた後に高額な料金を請求する可能性があるため、注意しなければいけません。適切な料金で鍵のトラブルを解決できるよう業者を利用する場合には、必ず見積もりを確認してから利用するようにしましょう。
鍵屋の費用相場
スーツケースの解錠費用の相場
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スーツケースの鍵開け
8,800~11,000円
鍵屋を利用した場合、業者によって料金には違いがありますが、スーツケースの鍵開け相場は8,800円~11,000円となっています。
ただし鍵の状態によっては数万円の料金がかかる場合もあるので、料金トラブルに見舞われてしまうことがないように事前に電話確認や見積もり料金を先に確認してから依頼するかどうか考えるようにしましょう。
依頼時にはスーツケースのメーカー名のほか、鍵の種類(ダイヤル・暗証番号・シリンダーなど)や依頼内容を明確に伝えるとスムーズに鍵のトラブルを解決できます。
時間があるならメーカーへ依頼
もし時間があるのであれば、スーツケースのメーカーに修理を依頼する方法があります。
メーカーに鍵のトラブルを相談することや修理を依頼することで、どのようなメリットやデメリットがあるのか、またメーカーに依頼した場合の費用相場をチェックしてみましょう。
メーカーへ依頼するメリット・デメリット
スーツケースの鍵をなくした場合やなんらかのトラブルにより鍵が開かなくなってしまった場合、購入したメーカーに修理や鍵作成を依頼できます。
ただし、在庫の状況によっては海外からの取り寄せになること、郵送などで日数がかかるデメリットがあります。また修理費用も新しいスーツケースが買えるほどかかる場合があります。それであれば、新品を買い直すかその日に解錠が可能な鍵屋へご依頼いただくことをご検討ください。
スーツケースを使用するまでにある程度余裕があれば、メーカーに一度問い合わせてみると良いでしょう。
メーカーに依頼した時の費用相場
スーツケースのメーカーによっては、一定期間の保証期間が設けられていることがあります。
技術的な不備や素材などに問題がある時には、保証期間内であれば無料で鍵のトラブルを解決することもできるかもしれません。
無理に鍵をこじ開けてしまったなど利用者側の使い方に問題がある場合、保証の対象とはならないため、注意が必要です。
メーカーに解錠を依頼した場合、たとえばサムソナイトであれば修理扱いとなります。参考までにダイヤル交換8,000円、鍵の作成は2,000円ほど。空港内のリペアショップや鍵屋と比べると料金は比較的安く設定されています。
鍵を開けた後の対処法
スーツケースの鍵が開かなくなってしまった時に鍵を壊して対処した場合や、鍵を紛失している場合は再度施錠が出来ません。そのまま使用することは防犯の観点からも安心はできず、使い勝手も快適とは言えません。
この様な際は以下の対処方法をお試しください。
スーツケースベルトを活用する
スーツケースの鍵をなくしてしまい、そのまま鍵をかけない状態で使用することが不安な場合には、スーツケースベルトなどを使って対処すると安心です。
鍵付きのスーツケースベルトを防犯対策として使用する方も増えており、リーズナブルなものであれば100円ショップなどでも購入できるかもしれません。
スーツケース本体の鍵ほど高い防犯性を維持することは難しいですが、そのまま鍵をかけずに使用するよりは手軽に防犯対策が行えるといったメリットがあります。
空港でラッピングサービスを利用する
スーツケースの鍵をなくしてしまい閉めることができなくなってしまった場合には、空港のラッピングサービスを利用してみると良いでしょう。
空港では、ラップ状のフィルムでスーツケースをラッピングするサービスが用意されており、荷物の盗難対策や破損対策を行うことができます。
ラッピングサービスは、料金がかかってしまいますが、数百円程度利用することが可能です。
費用を気にせず対策できるので、万が一のトラブルの際には試してみてはいかがでしょうか。
思い切ってスーツケースをレンタルする
安心して快適に旅行を楽しみたいなら思い切ってスーツケースをレンタルすることもおすすめの方法です。
現在、人気ブランドのスーツケースをリーズナブルにレンタルできるサービスが用意されています。
日本製の安心安全なスーツケースはもちろんのこと、海外製の人気ブランドや一度は使ってみたい有名ブランドのスーツケースもレンタル可能です。
また、ブランドだけにこだわるのではなく耐久性でスーツケースを選んでみてはいかがでしょうか。
耐久性はもちろん、防犯性にも優れているスーツケースを選べば簡単に鍵を開けられてしまうことがないので、しっかりと安心感を得ながら旅行を楽しむことができるでしょう。
スーツケースは、5日間程度の期間借りた場合、5,000円ほどのリーズナブルな料金でレンタルすることも可能です。
スーツケースの鍵の種類
スーツケースといっても、現在販売されているものをチェックしてみるとさまざまな種類があります。
たとえば、シリンダーが付いていてスーツケースのフレームを鍵でしっかり固定するタイプ。その他、ファスナーの持ち手をダイヤルロックで固定するタイプ。自分で開けるダイヤルロックとは別に、TSAロックの鍵穴がついているスーツケースも一般的です。
鍵の種類によってスーツケースの開け方には違いがあるので、むやみやたらに間違った方法で対処することはおすすめできません。まずは基本的な開け方が間違っていないかを確認しながら対処していきましょう。
スーツケースの基本的な開け方
ファスナー式
スーツケースをファスナーで閉めるタイプの場合、多くはファスナーを固定させるための暗証番号式のダイヤルロックが付いていることが多いです。ダイヤルを指定の暗証番号に合わせ、サイドにある解錠スイッチを押す・スライドさせる事で、固定されたファスナーが外れます。
フレーム式
フレーム式のスーツケースでは、シリンダーが付いていることが多いです。付属の鍵でシリンダーを回した後、サイドの解錠スイッチを押してレバーを引き上げることで鍵が外れます。
ダイヤル式の鍵がついており、鍵穴はあるが鍵は付属していなかった場合、それはTSAロックと呼ばれる空港会社が使用するための鍵となります。シリンダー式の場合、TSAロックの役割も兼ねている場合があります。見分け方としては赤いダイヤマークが付いていること。
TSAロックによるトラブル
TSAロックとは、アメリカ運輸保安局が許可しているロックシステムです。
テロ対策としてアメリカへ渡航する時にはスーツケースを無施錠で係員に渡してチェックしてもらわなければいけませんが、TSAロックのスーツケースであれば運輸保安局がマスターキーを保有しているため、施錠したまま荷物を渡すことが可能です。
しかし、近年ではTSAロックも無施錠の状態で空港に預ける事が推奨されています。なぜなら、空港側がマスターキーを持っていないことがあり、その様な場合に鍵を壊されてしまうケースがあるのです。
またTSAロックを解錠した際に、なんらかのトラブルによってダイヤルがリセットされてしまい、スーツケースを受け取った際に以前の番号を合わせても開けられなくなってしまう可能性もあります。
鍵をかけない場合の対策方法
鍵をかけずに空港へスーツケースを預けた場合、ターンテーブルに置かれた際にハードケースなどの場合は稀にフタが大きく開いた状態で流れてくることがあります。また、TSAロックを壊されているとは分からずスーツケースを起こした際に、中身が外へ散らばることも考えられます。
そうした事態を防ぐための対策方法として、スーツケースベルトがお勧めです。TSAロック付きのスーツケースベルトであれば、万が一空港側がTSAロックのマスターキーを持っていない場合でも、壊されるのはベルトだけとなります。また、ターンテーブルに置かれた際に、フタが開いてしまう事も同時に防がれます。
早く開けたい時は鍵屋にお電話ください


出かけ先では自力で解錠することが難しく、鍵を無理に壊そうとしても、スーツケースが余計に開かなくなったりその後閉められなくなる場合があります。
空港にリペアショップがあれば良いですが、無ければ鍵屋にご依頼いただければ、対応エリア内の空港まで解錠に向かいます。
鍵が壊れていなければ、ピッキングやダイヤル番号解読作業にて鍵穴を傷つけず解錠できますので、お気軽にご相談ください。