窓からの侵入を防ぐ!窓の防犯対策とは?
目次
空き巣の侵入口は、『窓』が最も多い!
玄関からの侵入は、防犯性の高いカギがついていたり、また人目につくリスクが大いにあります。
そうなると、人目につきにくい裏手の窓を狙うようになります。
住宅侵入窃盗の約60%は窓から!
警視庁集計によると平成27年中の住宅対象侵入窃盗の侵入口は、『窓』が約60%、出入り口が約40%となります。窓の内訳は、縁側・ベランダの窓が約29%、居室は約22%、窓は約9%となります。
窓は防犯対策をしていない事が多い
窓はどのご家庭にも必ずあるものです。しかし、防犯対策は出入り口ほど厳重にはせず、換気のために開けっ放しにしていることもありますし、鍵をかけずに出かけてしまう事もあります。そうした隙を、空き巣は狙っているのです。
どんな侵入手口を使ってくるか
侵入窃盗の手段、つまりどのように屋内に侵入するかについてですが、主な方法は『無締り』『ガラス破り』『不正開錠』『錠破り』があります。これらの割合は、侵入する状況・建物によって変わっていきます。
人が居ない隙に空き巣
まず『空き巣』については、家屋に人が居ない状況を狙って犯行を行います。戸建て住宅の場合は窓ガラスを割って侵入するガラス破りが最も多く、中高層住宅(マンションなど)では玄関の鍵のかけ忘れを狙った無締り・ピッキングやサムターン回しといった不正開錠が多くなります。
人が居ても隙をみて侵入
続いて、家屋に人が居る状況で気づかれないように侵入窃盗を行う『忍込み』と、住人が寝静まった夜に侵入する『居空き』による侵入手段では、戸建て・マンション問わず『無締り』がほとんどを占めています。
人が居る状況ですので、音をたてず短時間で犯行を行いたい犯人はやはり鍵がかかっていない場所から楽に侵入する事を選択します。
窓の鍵を開けっ放し、は危険!
夜に窓を開けて寝ている、換気のために開けていたベランダの鍵、TVをつけて物音に気が付きにくい時、お風呂に入っている間に縁側から侵入、そのような隙を犯人は狙っています。屋内にいたとしても、必ず鍵をかけるようにしてください。
窓の防犯対策はどんな事をするの?
鍵は小まめに閉める
まずは鍵を閉める事が第一です。子供をバス停まで見送る時間、ごみを出しに行く時間、ちょっとした時間でも2階の窓や1階の窓の鍵をしっかり閉めるようにしましょう。長時間でかける時は特に、トイレの窓・2階のベランダの鍵など閉め忘れる事がないように。
窓用の補助錠を取付ける
ただ、四六時中窓を閉めっぱなしにする事も出来ません。そんな時は、窓用の補助錠をオススメします。
ベランダなどでも換気できるぐらいで窓を固定でき、長時間家を離れる時にはクレセント錠と補助錠でダブルロックになります。安価なものもございますので、ぜひご検討ください。
面格子を取り付ける
また、台所やトイレの小さめの窓などにはステンレス製の格子を付けたりする事も有効です。その他にも、窓に取り付ける防犯センサーなどもございます。