年末年始は防犯対策を強化!冬に増える空き巣に注意
年末年始も帰省ラッシュとなる国内。都会から田舎へ帰る方、または年越しを旅行先や海外で過ごす方もいるでしょう。
楽しい年末年始を過ごしたいものですが、家に帰ると部屋がめちゃくちゃに荒らされていた・・なんて事態になるかもしれません。冬に増える空き巣に注意し、年末年始は防犯対策を特に強化しなければなりません。
目次
なぜ空き巣は冬に増えるのか?
侵入窃盗犯罪の被害は年間を通し、5,237件発生しています(平成29年度 警視庁調べ)。平成28年度と比較しほぼ横ばいの結果となります。また、年間5,237件のうち約半数の2,681件が住宅への侵入窃盗となります。月平均223件発生していることになりますが、12月は308件の被害があり最も多い時期となりました。
では、空き巣はなぜ冬の時期を狙っているのでしょうか。
年末年始は家に人がいないことが多い
実家へ帰省する、連休を利用し旅行するなど、家を留守にすることが多くなります。空き巣は留守宅を狙っており、またご近所さんも留守にしている場合、犯行に及んだときにも見つかりにくくなります。またご近所も含め、複数件にわたって空き巣を続けることもあります。
犯行はわずかな時間でも行われるため、ちょっとした買い物や初詣に出かける際も注意が必要です。
日没が早いため留守がわかりやすい、犯行がばれにくい
冬は日没が早く、あたりがすぐに暗くなります。すると電気をつけていない留守宅がわかりやすく、また冬は寒く年末年始は特に人通りも少なくなりますから、暗闇に溶け込んでしまえば人目につきにくくなるのです。
年末年始にかけてお金が入用、家に現金を置いている場合も多い
おせち料理の準備、お正月イベント(お年玉や飾りつけなど)、初売り・バーゲン・福袋、宝くじを買う、などなど出費が多い冬場。空き巣はそうした家に備えている現金を狙っています。仏壇やタンス、クローゼットなども狙われやすい為、一か所にまとめて現金を置いておくと危険です。
空き巣はどうやって侵入する?
最も簡単な方法がやはり一番多い侵入手口となります。それが鍵が開いている場所からの侵入です。
うちの家は大丈夫、ご近所さんもいるから安心、近くの神社へ初詣に行くだけ、といった心の隙を空き巣は狙っています。ほんの少しの時間出かけただけなのに・・・、家の前でご近所さんとおしゃべりしていた隙に・・・、玄関の鍵が開いており空き巣に入られたというケースもあります。
また、特に留守にする際に気を付けたい場所が窓です。
玄関はしっかりと2重ロックされているのに、窓は鍵が開けっ放しで出かけていることはありませんか?
注意する場所は、鍵を掛け忘れやすい2階の窓、また一見侵入できない窓に見えますがお風呂やトイレの窓の鍵もしっかり閉めてください。ルーパー窓と呼ばれる細長いガラスが何枚か入っている窓は、外から4~5枚ガラスを抜けば、やすやすと家に入られてしまいますので、外格子や内格子などの対策が必要な窓です。
空き巣に入られないためにはどんな対策が必要?
冬の長期休暇、または年末年始に出かけられる際は、留守だどわからないようにすること、侵入が難しい家だと思わせる対策を行ってください。
家にお金や金品を置かないようにしている場合でも、侵入しようとして窓を割られたり、鍵をこじ開けられたり、物を盗られるだけでなく壊される可能性があることも考えなければなりません。
ガラスを交換する、鍵を交換する、曲がってしまった・穴があけられたドアを修理する費用など、決して安くはありません。また金品だけでなく、ノートパソコン、アイパッド、ゲーム機、家電など現金以外にも盗られる物があることは覚えておいてください。
郵便物を止める
郵便受けに郵便物や年賀状などがたまらないように、郵便局へ不在届(最長30日間)を出しましょう。不在期間に届いた郵便物は、不在期間終了後にまとめて配達されます。新聞は一時配達止めを行ってください。
洗濯ものは室内で干す
2~3日家を離れる場合、ベランダや庭に洗濯ものが干しっぱなしになると空き巣に狙われやすくなりますので、室内で干すようにしてください。
室内灯をつける
室内灯はつけたままにするか、暗くなり始めたら点灯するようタイマー設定が出来るものを設置することもオススメです。
遠隔で出られるインターホンカメラをつける
インターホンを押して留守宅かどうか判断する空き巣もいるため、インターホンを外出先からでも出られるタイプに交換しても良いでしょう。
家の周りにある足場になりそうなものは片づける
まずは家の周りに足場となるような物があれば片づけておきましょう。2階のベランダへ簡単に登れるような環境であれば、狙われやすくなります。また空き巣以外にも放火に注意が必要です。燃えそうなもの、段ボールやゴミなども外出する日までには処分しておきましょう。
鍵をピッキングに強いものにする
鍵は防犯性の高い物に交換する、または補助の鍵をつけてください。冬以外にも年間を通して空き巣被害は起こっていますので、ピッキングに強い鍵への交換がオススメです。
窓ガラスに防犯フィルムをはる
窓ガラスには割れにくいよう防犯フィルムを張り付けておくことも効果的です。また、窓にも補助用の鍵を取り付けておくと安心です。
センサーライト、防犯カメラを取り付ける
出来れば、家の裏手・人目がつきにくい場所、窓の近くには人感センサー式のライトをつける、防犯カメラを設置されることをオススメします。
まとめ
冬の長期休暇、連休、年末年始を安心して過ごせるよう、空き巣対策と戸締りはしっかりと行ってください。
空き巣の手口であるピッキングなどに強い鍵への交換、鍵の取り付けをお考えの際は、鍵猿までお気軽にご相談ください。