公開日:2023/07/28|更新日:2025/07/02
鍵交換の費用相場はいくら?高額になるケースや安くする方法を解説!
鍵交換を検討しているとき、最も気になるのは「結局いくらかかるのか」という費用面ではないでしょうか。鍵交換は防犯面でも非常に重要ですが、業者や鍵の種類によって費用が大きく異なり、予想外に高額になることもあります。
この記事では、鍵交換の費用相場や内訳、高額になるケース、費用を安く抑える方法、そして信頼できる業者選びのポイントまで詳しく解説します。鍵交換を検討されている方は是非とも参考にしてみてください。
鍵交換の費用相場はどれくらい?
鍵交換の費用相場は、鍵の種類によって大きく異なります。一般的なギザギザの鍵は比較的安価ですが、防犯性能が高いディンプルキーや電子キーになると費用は一気に上がります。ここでは、鍵の種類ごとの費用目安をわかりやすく解説します。これを知っておくことで、見積もりを取ったときに「高すぎるのでは?」と不安になることなく、適正価格を判断できるでしょう。
一般的なギザギザ鍵:10,000円~20,000円
一般的なギザギザ鍵は、ピッキング対策がされていない昔ながらの鍵で、多くの住宅やアパートに使われています。交換費用は鍵本体代と作業費を合わせて10,000円~20,000円程度が相場です。このタイプは鍵本体が比較的安く、作業もシンプルなため費用が抑えられる傾向があります。
ただし、防犯性能は高くないため、空き巣対策やセキュリティ向上を目的に交換するなら、もう少しグレードの高い鍵を検討する人も多いです。鍵交換費用をとにかく抑えたい場合は、この一般的なギザギザ鍵を選ぶのも一つの方法でしょう。
ディンプルキー:20,000円~30,000円
ディンプルキーは、表面にくぼみがあることでピッキングに強い構造になっている高防犯鍵です。交換費用の相場は20,000円~30,000円程度で、一般的な鍵よりも5,000円~10,000円ほど高くなる傾向があります。
防犯性を高めたい人や、空き巣対策をしっかりしたいと考えている人にとっては、この価格差は安心料ともいえます。最近の新築住宅や分譲マンションではディンプルキーが標準になっていることも多く、古い鍵からの交換でも選ばれることが増えています。
電子錠やカードキー:30,000円以上
電子錠やカードキーは、ICチップやカード認証で開閉するタイプの鍵で、交換費用は30,000円以上が一般的です。高いものでは50,000円を超えることもあり、最も高額な鍵交換の種類に分類されます。
電子錠は利便性が高く、オートロック機能やスマホ連動機能があるものも多いため、価格以上の価値を感じる人も多いでしょう。ただし、業者によって取り扱い機種や価格差が大きいので、必ず複数業者で見積もりを取り、機能と価格のバランスを比較することが大切です。
鍵交換費用の内訳
鍵交換にかかる費用は、「鍵本体代」「交換作業費」「出張費」「追加料金」など複数の項目で構成されています。それぞれの項目の意味と相場を理解しておくことで、業者の見積もり内容が適正かどうか判断でき、無駄な出費を防ぐことができます。ここでは、鍵交換費用の内訳を詳しく解説します。
鍵本体代:5,000円~20,000円
鍵交換費用の中で最も金額差が出るのが鍵本体代です。ギザギザ鍵など一般的な鍵であれば5,000円~10,000円程度が相場ですが、ディンプルキーになると10,000円~20,000円、電子キーやカードキーになるとそれ以上かかることが一般的です。
鍵本体代は防犯性能やブランドによって価格差が大きく、費用を抑えたい場合は鍵の種類選びが重要なポイントになります。ただし、あまりに安価な鍵は防犯性能が低いため注意が必要です。
交換作業費:5,000円~15,000円
鍵本体を取り付ける作業費も費用の中で大きな割合を占めます。相場は5,000円~15,000円程度で、鍵の種類やドアの構造によって変動します。ギザギザ鍵など単純なシリンダー交換であれば5,000円前後で済むこともありますが、ディンプルキーや電子キーは構造が複雑で取り付け作業に時間がかかるため、10,000円~15,000円程度になることが多いです。
また、ドアに加工が必要な場合は別途工賃が発生するケースもあるため、見積もり時に作業費の内訳をしっかり確認することが大切です。
出張費:無料~数千円
業者が自宅へ訪問する際にかかる出張費は、無料~数千円程度が相場です。都市部では無料にしている業者もありますが、地方や対応エリア外の場合は1,000円~3,000円程度かかることが一般的です。
また、出張費が無料と記載されていても、鍵本体代や作業費に上乗せされている場合もあるため、最終的な総額で比較することが重要です。出張費が別途発生するかどうかは、電話見積もりの際に必ず確認しましょう。
追加料金
鍵交換では、夜間や早朝の対応、緊急対応の場合に追加料金がかかることがあります。例えば夜間20時以降の依頼や、深夜早朝対応では5,000円~10,000円程度の割増料金が発生するケースが一般的です。
また、鍵を紛失して鍵開け作業が必要になった場合は、解錠費用として10,000円前後が別途加算されることもあります。追加料金は業者によって大きく異なるため、依頼前に必ず確認し、トラブルを防ぎましょう。
鍵交換費用が高額になるケースとは?
鍵交換の費用は鍵の種類や作業内容によって大きく変動しますが、特定のケースでは想定より高額になることがあります。ここでは、どのようなケースで費用が高くなるのかを具体的に解説します。これを知っておくことで、見積もりを取る前に予算計画を立てやすくなり、無駄な出費を防ぐことができるでしょう。
ディンプルキーや電子キーなど高防犯性能の鍵を選ぶ場合
ディンプルキーや電子キーなど、防犯性能が高い鍵を選ぶと費用は大幅に上がります。ディンプルキーはピッキング対策が強化されており、鍵本体代だけでも10,000円~20,000円程度かかります。電子キーやカードキーになると、鍵本体代だけで30,000円以上することも珍しくありません。
これに加えて作業費も高額になるため、総額で50,000円以上になることもあります。防犯性能を重視するほど価格が上がるため、予算と安全性のバランスを考えて選ぶことが重要です。
ドアやシリンダーの形状が特殊で加工や調整が必要な場合
玄関ドアやシリンダーの形状が特殊で、標準的な鍵が取り付けられない場合は加工費や調整費が追加されることがあります。例えば、古いマンションや輸入住宅などは規格が異なることが多く、鍵本体の価格だけでなく、取り付けの難易度によって工賃が上乗せされるケースもあります。
この場合、追加で5,000円~10,000円程度かかることもあり、結果的に総額が高額になります。見積もりの際には、ドアの型番や鍵の規格を業者に正確に伝えると良いでしょう。
鍵を紛失して解錠作業が必要な場合
鍵交換の際に鍵を紛失している場合は、まず解錠作業が必要となり、その費用が別途加算されます。鍵開け作業の相場は10,000円~20,000円程度で、これに加えて鍵交換費用がかかるため、結果的に通常の交換のみよりも費用が高くなるのです。
特にディンプルキーや電子キーを解錠する場合は難易度が高く、追加費用がかかることがあるため、注意が必要です。
カードキー・電子錠など特殊施工が必要な場合
カードキーや電子錠の取り付けには、通常の鍵交換とは異なる施工技術が必要になることがあります。例えば、既存のドアに電気配線や追加加工が必要な場合、工事費用として10,000円~20,000円以上かかることも珍しくありません。
また、電子錠本体の価格自体が高額なため、交換総額が50,000円~100,000円程度になるケースもあります。便利さと防犯性が魅力ですが、予算には余裕を持って検討しましょう。
鍵交換の費用を安くする方法
鍵交換は防犯のために必要とはいえ、できるだけ費用を抑えたいと考える人も多いでしょう。ここでは、鍵交換費用を無理なく安くするための具体的な方法を紹介します。これらの方法を知っておけば、業者選びや依頼方法で後悔することなく、安心して鍵交換を進められるはずです。
複数業者から見積もりを取り比較する
鍵交換費用を安くするうえで最も重要なのは、複数業者から見積もりを取り比較することです。同じ作業内容でも、業者によって価格が5,000円以上変わることは珍しくありません。
特に全国チェーンと地域密着型業者では料金体系が異なる場合があるため、1社だけで決めずに必ず2~3社から相見積もりを取りましょう。見積もりを比較する際は、鍵本体代・作業費・出張費・追加料金の総額で比較することがポイントです。
出張費無料の業者を選ぶ
業者によっては出張費を無料に設定しているところもあります。鍵交換の費用は鍵本体代と作業費に加えて出張費がかかるため、出張費が無料であれば数千円安くなる可能性があります。
ただし、出張費が無料でも鍵本体代や作業費に上乗せされている場合もあるため、最終的な総額で比較することが大切です。電話やフォームで見積もりを取る際には、出張費が無料かどうかを必ず確認しておきましょう。
不要なオプションや高性能な鍵を避ける
ディンプルキーや電子キーは防犯性能が高く便利ですが、必要以上に高性能な鍵を選ぶと費用が大きく跳ね上がります。予算を優先する場合は、最低限の防犯性能を備えた鍵を選ぶことで費用を抑えることが可能です。
また、業者によっては防犯プレート取り付けや追加工事をオプションとして提案されることがありますが、本当に必要かどうかを冷静に判断し、不要であれば断る勇気も必要です。
可能であればDIYで交換する
鍵交換は専門知識と工具が必要ですが、シリンダー交換だけであれば自分で行うことも可能です。DIYで交換する場合、必要なのは鍵本体代のみで、作業費がかからないため5,000円~10,000円程度で済むことが多いです。
ただし、取り付けに失敗するとドアが閉まらなくなったり、防犯性が低下したりするリスクがあるため、自信がない場合や特殊な鍵の場合は業者に依頼したほうが安全でしょう。
早朝・深夜の依頼を避け、日中に依頼する
鍵交換を早朝や深夜に依頼すると、追加料金が発生することが一般的です。夜間対応の場合、5,000円~10,000円程度の割増料金がかかることもあります。
そのため、可能であれば日中に依頼することで費用を抑えることができます。緊急でなければ、翌日の午前中など通常料金内で対応してもらえる時間帯に依頼するようスケジュールを調整すると良いでしょう。
賃貸物件の場合は管理会社へ交渉する
賃貸物件では、鍵交換を管理会社指定の業者で行わなければならない場合が多いですが、入居前であれば鍵交換不要や、鍵交換費用の負担を交渉できる場合もあります。
また、退去時に鍵交換費用を請求されることがありますが、入居前の契約時に「鍵交換不要」を条件に交渉することで将来的な負担を抑えることが可能です。契約書に記載がないか確認し、わからない場合は管理会社に問い合わせてみましょう。
助成金や補助金を活用する
自治体によっては、防犯対策として鍵交換に助成金や補助金を出しているところもあります。例えば、空き巣被害が多い地域では防犯強化を目的としてディンプルキー交換や補助錠設置に補助金を出す自治体もあります。助成金の有無や申請方法は自治体の公式サイトで確認できるため、鍵交換を検討する際には一度調べてみると良いでしょう。
信頼できる鍵交換業者の選び方
鍵交換を依頼する際に最も重要なのは、安心して任せられる業者を選ぶことです。費用が安いだけで選ぶと、施工不良や追加料金トラブルに巻き込まれる可能性もあります。ここでは、信頼できる鍵交換業者を見極めるための具体的なポイントを紹介します。
会社情報が明確か
信頼できる業者かどうかを見極める第一歩は、会社情報がきちんと公開されているか確認することです。具体的には、会社名、所在地、電話番号、責任者名などが公式サイトに掲載されているかをチェックしましょう。
所在地や固定電話番号の記載がなく、携帯番号のみ記載されている場合は注意が必要です。住所があることで、万が一トラブルがあった場合も相談窓口として機能するため、安心感が違います。
料金体系がわかりやすく、見積もり提示があるか
鍵交換業者の中には、広告で「鍵交換○○円~」と安さをアピールしていても、実際に依頼すると高額な追加料金を請求する悪質業者も存在します。料金体系が明確で、見積もり時に総額を提示してくれる業者を選びましょう。
また、見積もりの説明が曖昧だったり、料金詳細を聞いても答えられない業者は避けたほうが無難です。追加料金が発生する可能性がある場合も、事前に説明してくれる業者は信頼できます。
口コミや評判、実績が良いか
過去に利用した人の口コミや評判は、業者選びの大切な判断材料です。Googleマップのレビューや比較サイト、SNSで実際の利用者の声をチェックしましょう。
ただし、口コミサイトには広告や業者側の自作自演レビューが紛れていることもあるため、複数の口コミを確認して総合的に判断することが重要です。また、長年の実績がある業者はそれだけ多くの依頼をこなし、技術や信頼を積み重ねているため安心感があります。
緊急時対応が可能か
鍵交換は、突然の故障や紛失で緊急対応が必要になることもあります。24時間365日対応している業者であれば、夜間や休日にトラブルが起きた場合でも安心です。
ただし、夜間や早朝は割増料金がかかる場合があるため、緊急時の追加料金も事前に確認しておくと良いでしょう。緊急対応可能かどうかは、公式サイトや電話問い合わせで必ずチェックしてください。
電話対応や説明が丁寧か
電話で問い合わせた際の対応は、その業者の姿勢を知るうえで大切な判断基準です。料金や作業内容について質問したときに、わかりやすく丁寧に説明してくれるかどうかを確認しましょう。
対応が雑だったり、急かすような態度を取る業者は、実際の作業でもトラブルが起きやすい傾向があります。初回の電話対応から信頼できるかどうかを見極めることが大切です。
安すぎる業者は注意し、複数業者で比較する
相場より極端に安い業者は注意が必要です。安く見せかけて後から高額請求するトラブル事例も少なくありません。必ず複数業者から見積もりを取り、料金だけでなく説明内容や対応の丁寧さを比較しましょう。
また、相場感を理解するためにも、2~3社から見積もりを取ることは非常に有効です。価格だけでなく総合的に信頼できる業者を選ぶことが、安心でスムーズな鍵交換につながります。
まとめ
鍵交換の費用は、鍵の種類や作業内容、依頼する業者によって大きく変わることがわかりました。一般的なギザギザ鍵であれば10,000円~20,000円程度ですが、防犯性の高いディンプルキーや電子キーでは30,000円以上かかることもあります。また、鍵本体代だけでなく交換作業費や出張費、夜間・緊急対応による追加料金が発生する場合もあるため、見積もり時には必ず内訳を確認しましょう。
費用を安く抑えるためには、複数業者で見積もりを比較することや、不要な高性能鍵を避けること、出張費無料の業者を選ぶことなどが重要です。そして何よりも、信頼できる業者を選ぶことが鍵交換を安心して任せるための最大のポイントです。
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