ダイヤル式金庫の開け方とは?プロの鍵屋が徹底解説
ダイヤル式の金庫の開け方を忘れた!
金庫と言われてまずイメージするものが、このダイヤル式金庫です。
決められた数字に合わせてダイヤルをクルクル回して開けることでおなじみ。ダイヤル式の場合はアナログですので、電気式・テンキー式のものよりも故障がしにくいメリットがあり、ダイヤルだけの金庫、またはシリンダー付きの物もあります。
鍵を開ける時はダイヤルが中途半端に回っている状態ですので一度リセットする事が基本となります。それでは暗証番号を書いたメモなどをご用意して頂き、ダイヤル開錠を試みてみましょう。
開錠方法
手提げ金庫の場合
手提げ金庫は、ダイヤルが1つ・ダイヤルが2つ付いたタイプがあり、主にお店の売上金を入れるキャッシュボックスとして利用されている方が多いでしょう。
ダイヤルが1つの場合は、まず右に2回以上回してダイヤルをリセットさせます。それから最初の数字に合わせてください。続いて左に1回ダイヤルを回して次の番号へ合わせて開錠してください。
ダイヤルが2つ付いた手提げ金庫の場合は、右へ1回以上ダイヤルを回してからそれぞれ数字を合わせて開錠する事ができます。
一般的な金庫の場合
家庭用・業務用問わず、一般的な金庫の鍵開け方法は、4つの数字を合わせて開錠します。
- 1.まずはダイヤルを右に5~6回回してリセットします。
- 2.それから初めの数字を右に4回合わせます。
- 3.続いて2つ目の数字を左に3回合わせます。
- 4.3つ目の数字を右に2回合わせます。
- 5.最後の数字を左に1回合わせて開錠することが出来ます。
業務用金庫の場合は、最後の数字はダイヤルが強制的に止まる為、メモに書かれていない事もあるかもしれません。家庭用金庫の場合は正しい番号であっても止まる事はないので、ダイヤルを回しすぎないよう注意してください。どの数字も回しすぎた場合はまた初めから操作を行ってください。
スーパーダイヤルの場合
スーパーダイヤルとは、日本アイ・エス・ケイ(キング工業)の金庫に採用されているもので、従来よりもダイヤルを回す回数を減らして開けやすくなっています。
スーパーダイヤルの開錠方法は、リセットもかねて右回しで最初の数字に2回合わせます。2つ目の数字を左に1回合わせます。3つ目の数字を右に1回合わせます。最後の数字を左に1回合わせて開錠できます。
ダイヤル式金庫の注意点
ダイヤル式金庫は決められた数字がございます。この数字を他者に知られないようにメモなどを厳重に保管する必要がありますが、ダイヤル番号を書いたメモを紛失したり、番号を忘れてしまった場合は鍵開けが出来なくなりますのでご注意下さい。
また、番号を覚えるのが面倒くさくてダイヤルをガムテープで固定している方もいらっしゃいますが、テープが劣化してダイヤルが少し回ってしまった、子供がわからずにグルグル回してしまって開けられなくなったというトラブルが多い為、ダイヤルは固定せずその都度合わせて開錠するようにして下さい。
もしダイヤル番号がわからなくなった、ダイヤルが故障して開かなくなった場合は、鍵屋の鍵猿までお気軽にご相談ください。