引き戸玄関の鍵交換を自分で!業者の費用相場は?
引き戸の鍵は永遠に使えるわけではないので、急に壊れてしまうこともあります。
引き戸の修理や交換を業者に頼むと作業費がかかるため、
費用をなんとか抑えたいと考える方もいるでしょう。
どのような引き戸が設置されているか、鍵は何を使用しているかによっては、自分で簡単に交換できる場合もあります。
なんだか調子が悪いとわかっていながら、そのまま使い続けてしまうのは良くありません。
ある日鍵が回らなくなってしまい、鍵を閉められないため出かけたいのに出かけられなくなってしまう、といった事態になる可能性もあります。
玄関の引き戸の鍵には寿命があり、だいたい10年から15年で交換の時期になります。
交換時期を過ぎた引き戸の鍵は違和感を覚えやすいので、不調がでる前に対処しましょう。
引き戸の鍵は修理で直る?
引き戸の鍵は、大きく破損していなければ、今使用しているものを修理することもできます。
しかし物には寿命があるため、修理をしても新品になるわけではなく、
また壊れてしまう可能性は高いまま。
修理する際にも鍵屋に頼めば作業代がかかりますし、自分で修理すると失敗したときにほかの部分も調子が悪くなるリスクが考えられます。
そうしたことから、古い引き戸の鍵は修理よりも交換がおすすめ。
ある程度年数が経ち調子が悪くなっている錠前は、思い切って交換をしましょう。
交換する場合は新しい鍵を付けることになりますので、
またここから10年から15年の寿命となり、長く安心して使用できます。
修理の場合は、またいつ壊れるかわからない不安が残ります。
しかし、交換をしたらひとまず故障する心配はなくなるでしょう。
自分でも引き戸の鍵を交換することはできますが、
今使用している引き戸によっては加工や調整が必要になるので難しい場合もあります。
その際には思い切って業者に頼んだほうが確実でおすすめです。
引き戸の鍵交換の費用相場は?
部品代 | 15,000~25,000円 |
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鍵屋の作業代 | 15,000円 |
鍵屋に依頼した際の作業料金相場は15,000円。
引き戸用の部品代はだいたい15,000円から25,000円。
作業料金と鍵(部品代)を合わせた合計費用からだいたい35,000円が費用相場となります。
どういった錠前を取り付けたいかによって、鍵(部品代)は大きく変わってきます。
特に防犯を意識する場合など、少し高度なセキュリティ機能が付いた引き戸錠前なら、
普通のものよりも高くなるでしょう。
また、ピッキングに強いディンプルキーが搭載されている引き戸の鍵も、メーカーによってそれぞれ金額が変わります。
防犯性・種類によっては部品代だけで2~3万円の差がでてくるので、
価格か防犯性か、使いやすさか、何を重視するかを決めて鍵を選んでみてください。
交換費用の相場より高くなるケースもある
中には気になっていた鍵屋が少し遠い場所にある場合、出張費が別途取られることがあります。
距離が長いほどガソリン代などもかかりますので、料金が高くなる傾向にあります。
少しでも安く鍵交換をしてほしいというときには、インターネットなどで近場の業者を探すか、出張費無料の鍵屋を探してみましょう。
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また、取り付けをする際、現在廃番のシリンダータイプから一般的な召し合わせ錠への交換など、加工が必要になってしまうことがあります。
追加の加工、特殊な形でしか鍵が付けられない場合は、その分作業代がかかるため相場よりも高くなります。
一般の方は特殊なタイプだというのがわかりにくいので、まずは鍵の業者が見て判断することとなるでしょう。
価格を抑えて引き戸の鍵を交換したいとき
価格を抑えたいときは、ギザギザした鍵を選ぶと交換費用としては安くなります。
しかし、今使っている鍵の防犯性をあまり下げないようにしましょう。
玄関向けの引き戸の場合、最低限ピッキング対策がとられているものを選びます。
ギザギザした鍵でもピッキング対策済みの鍵はありますが、ディンプルキーのほうが防犯性は優れているため、できればディンプルキーへの交換をおすすめします。
ディンプルキーがついていて、なおかつ破壊にも強いシリンダー、となると鍵交換の費用は相場の価格よりも高くなる可能性が高いです。
防犯性を重視したいとき
昔ながらの引き戸の鍵は、ピッキング未対策のピンシリンダー(片側ギザギザの鍵)や、ディスクシリンダー(両側ギザギザの鍵)であることが多いです。
現行品の引き戸の鍵は主に、ピッキング対策済みのギザギザキー、ディンプルキーとなります。
鍵の複製がされにくく防犯性も高い、頑丈性も欲しい、といった場合にはディンプルキータイプがおすすめ。
リバーシブルキーなので裏表を気にせず使用できます。
防犯性を重視すると、やはり相場より少し高くなります。
しかし、その分泥棒などの空き巣対策にもなり、鍵をすることで安心して過ごすことができます。
価格も大切ですが、もちろん機能や使い心地を見て選ぶことがポイントです。
オススメの引き戸錠 交換費用と防犯性
引き戸の鍵はシリンダーのみの交換ではなく、引き戸錠本体の交換が必要です。
ここではいくつかオススメの引き戸錠をご紹介。ディンプルキー搭載の防犯性の高い錠前を取り付けると、ピッキングや破壊に強くなり空き巣対策・不正解錠対策になります!
MIWA社 PS-SL09
国内大手の美和ロックの引き戸錠前です。万能型なので様々な召し合わせタイプの引き戸錠と交換ができ、なおかつ使いやすくピッキングにも強い錠前です。
交換費用の目安:38,500円(税込)
KABA社 カバスターネオ6800
防犯面が特に強化されている鍵には、KABA社製のカバスターネオという引き戸錠があります。
こちらは、鍵を複製するときに所有者確認書類が必要で合鍵管理も厳重に行うことができます。また鍵穴の構造もほかのディンプルキーと比べて特に複雑で、ピッキングでの解錠は不可能に近いです。
交換費用の目安:71,500円(税込)
自分で鍵交換はできる?
引き戸の鍵は自分で交換することもできるのですが、それぞれメリットとデメリットがあります。
鍵交換を失敗しないために、まずはどんなメリットとデメリットがあるのかあらかじめ知っておくことが大切です。
自分で鍵を交換するメリット
まずメリットとしては、鍵の業者に依頼をするよりも費用を安く抑えられるということです。
新しい今の引き戸に合った鍵を間違えずに購入することで、あとは自分で取り付けるだけなので、作業費用がかかりません。
工具もプラスマイナスの付いたドライバーがあれば、一般的な引き戸の鍵なら問題なく交換できる場合も多いです。
今とまったく同じ型の鍵であれば、外した時と逆の手順で取り付けるだけ。30分前後でできてしまうものもあります。
自分で鍵を交換するデメリット
自分で鍵を交換する場合、失敗してしまうリスクがあること、思ったより手間や時間がかかってしまう場合もあることに注意。
取り付けに失敗するリスク
まず引き戸の錠前と戸枠の鍵受けがうまく合えばいいのですが、
素人が取り付けてしまうと主にここがうまく噛み合わずに鍵がかからない現象が起きやすいです。
なんでだろうと思いながら、何回も外したり付けたりしているうちに、
ネジ山がなめてしまったり、ネジ穴が広がって緩んでしまったり、部品を紛失することもあります。
ひとつでも部品を紛失すると、また同じものを一式購入することになり、費用がかさむ心配もあります。
逆にそのまま使ってしまうと安定性が悪くなり、
引き戸本体までおかしくなってしまう可能性もあり危険です。
扉の調整が必要になることも
また大抵の引き戸は、経年により戸車などが擦り減っており扉自体にズレが生じています。
扉の調整も初めてだと難しく感じることでしょう。
そうなると、自分でやるよりも業者に初めから頼んでおけばよかったと後悔することも。
プロの場合、鍵交換に慣れているので、取り付け作業の際は部品をなくさないよう細心の注意を払い、錠前ごとの取付け手順も熟知しています。
万が一ネジ穴が緩んでいたり、ネジ山がなめていたりした場合でも、
業者ですので各部品のスペアを持っていることがあるため対処も早いです。
引き戸の鍵交換 手順
スタンダードな引き戸の鍵交換であれば、難しいことはありませんが、いくつか注意する点はございます。
少しズレてしまっただけでも、鍵が上手にかみ合わずに使えないという場合もありますので、細かい作業が必要とされます。
1.細かく計測し、合う鍵を購入する
鍵を購入する前に、必ず見ておきたい箇所がありますので把握しておきましょう。
まずもとから設置されている鍵のメーカー名や型番がわかればそこまで調べてみます。
そして、取り付ける引き戸がどのくらいの厚み(①)、切り欠き穴の幅と高さ(②)、取付けしろ(③)、チリ寸法・扉2枚の隙間(④)、外部化粧座の長さと幅・内部化粧座のビスピッチの長さ(⑤)、と細かく計ってください。
デザインや機能だけを見て、今まで使用してきた鍵とは全く別のものを買ってしまうと、自宅の引き戸に合わない可能性があります。
今までの鍵と形や性能が異なるものへ交換したい場合は、専門業者に頼むほうが安心です。
鍵選びのポイント
初心者が引き戸の鍵を購入するときには、今まで使用してきた鍵と全く同じ種類が売られていたらそれを購入しましょう。
万が一すでに販売終了していた場合やピッキングに弱い鍵だった場合は、互換性のある後続品を購入するようにしてください。
2.必要な道具を用意する
鍵を交換する際の道具は、プラスやマイナスのドライバー、ペンチです。
わざわざ電動のドライバーでなくても、自宅にある手動のものがあればそれで充分です。
3.交換作業を開始
まずはプラスドライバーを使って元の鍵のネジを外し、ピンが差し込まれているときにはペンチで引き抜きましょう。
そして新しい鍵を今度はネジやピンを外したときの逆の手順で固定していき、鍵がかかるかどうか確認しましょう。
交換する際のポイント
扉の前に物を置くなどして扉が閉まらないようにしてください。交換途中に扉がしまると、ラッチやデッドボルトといった部品が操作できない状態で、扉が開けられなくなることがあります。必ず開けたまま作業をしてください
引き戸の鍵交換はプロの業者がすぐに対応!
一枚引き戸の場合、戸先側に鍵を取り付けます。基本的に戸先錠は現在使っている鍵と同じ種類でなければ加工が必要となるケースが多いです。
二枚引き戸の場合は、二枚が重なる中心部分に取り付ける召し合わせ錠と戸先錠の2つ付いているケースもあります。また、召し合わせ錠はしっかりと錠前がフィットするよう、スペーサーなどを挟む作業があり、調整が難しく感じることもあるでしょう。
そのようなときには自分で無理に取り付けようとせず、鍵の業者にご依頼ください。
自己流に取り付けてしまうと鍵がスムーズに閉まらなかったりすぐに壊れてしまったりと、トラブルの元となってしまいます。
心配なときは、確実な作業ができるプロに依頼すると安心です。
業者に頼む流れとメリット
自分では鍵の取り付けが難しいと感じたら、思い切って業者に頼みましょう。
ここでは依頼する際の流れとメリットをご紹介します。
鍵交換を業者に頼む流れ
いくつか業者に電話をかけて、状況を説明した後に見積もりを出してもらいます。
同じような鍵屋でも価格も違いますし、交通費の有り無しや作業費に差が出ます。
後から後悔をしないためにも、まずは価格を比べてみましょう。
ここだと思った業者があれば、自宅まで来てもらい、交換という流れになります。
鍵交換を業者に頼むメリット
鍵選びに迷わない、在庫の中からすぐに合う鍵を用意してくれるため、時間や日数がかかりません。
自分で交換する場合、鍵を間違えて購入してしまい何度も新しい鍵を購入する心配があります。その点プロなら安心。
また、ネジやピンなどがわかりにくく留めてある場合、自分でやろうとするとどこをどのように外したら良いのかわからず手間取ることも。
時間がかかり、結局途中で嫌になってしまい業者を呼ぶことになってしまう可能性もあります。
普段からDIYをしている方はネジを留める作業など慣れているかもしれませんが、初心者にとっては難しく感じるかもしれません。
取り付けをする際の手順を間違えても気が付かないまま、変だと感じながらも無理に取り付けてしまったりすると後からまた直すのが大変です。
どのように取り付けるかにもよりますが、鍵だけでなく引き戸も一緒に壊れてしまう場合もあります。
不安を感じるくらいなら、最初から専門業者に頼んだほうが確実で安心です。
性能についてや使い方についても相談ができますし、今回交換する鍵のほかに、防犯性を強化して補助錠も検討している場合なども対応ができます。
まとめ
経年劣化のない状態で、ごく一般的な引き戸の鍵なら自分で交換することも難しくはありません。プラスドライバー、マイナスドライバー、あればペンチをご用意いただくことで、30分~1時間ほどで完了するでしょう。
ただし、DIY経験などがなくあまり何かを修理したりネジを使用して組み立てたりすることがない方は難しく感じるかもしれません。
鍵の手順を勘違いしたまま取り付けてしまうと、閉まらない・開かない状態になることもあります。錠前が歪み扉に支障が出たりと、鍵だけでなく引き戸本体の交換もしなければいけなくなるような場合、大きな出費になるでしょう。
また経年劣化している引き戸は、戸車の調整や錠前の埃を掃除するといったひと手間が必要になることも。また古い引き戸の錠前から交換するとなると、現行の引き戸錠に合わせて加工が必要になる場合が多いです。
自分で取り付けるのは難しそうだと思ったら、無理をせず業者に頼むのが一番安心です。
もし、新しく用意したお持ちの鍵が多少合わない鍵だったとしても、引き戸の鍵穴などを見ながら上手く合わせられる場合もあります。
引き戸の鍵交換は年間多数ご依頼頂いていますので、業者へご依頼頂く際は出張費無料・年中無休の鍵屋鍵猿にお任せください。