公開日:2023/11/27|更新日:2025/09/15
ドアクローザーを自分で交換する方法!失敗しない手順や交換のタイミングを解説!
ドアクローザーは、ドアの開閉をスムーズに制御し、急な閉鎖や衝撃を防ぐ重要な設備です。しかし、長期間使用すると油漏れや動作不良、異音などのトラブルが発生し、交換が必要になることがあります。
本記事では、ドアクローザーの交換方法や注意点、DIYで安全に作業する方法から業者に依頼すべきケースまで、交換に関する情報をわかりやすく整理しました。ドアクローザーの交換を検討されている方は是非とも参考にしてみてください。
目次
ドアクローザーの基礎知識

ドアクローザーは、ドアの開閉速度を制御し、閉まりすぎや衝突を防ぐための装置です。商業施設やオフィスだけでなく、一般家庭の玄関や勝手口でも設置されることが増えており、安全性や快適性を高める重要な役割を果たします。ここではドアクローザーの役割や種類について解説します。
ドアクローザーとは?役割と仕組み
ドアクローザーは、ドアの開閉をスムーズに制御する装置で、油圧やスプリングの力を利用して閉まる速度を調整します。ドアが勢いよく閉まると指詰めや衝突の危険があるため、特に小さな子どもや高齢者がいる家庭では安全性を高める重要な役割があります。また、閉扉時の衝撃や騒音を抑える効果もあり、快適な住環境やオフィス環境を維持できます。
さらに最近の製品では、閉扉スピードやラッチスピードを個別に調整できるため、使用するドアの重さや使用頻度に合わせて最適な動作に設定できる点も特徴です。これにより、長期使用しても快適にドアを使い続けることができます。
ドアクローザーの種類
ドアクローザーには「表面付型」「埋め込み型」「床付型」の3種類があります。表面付型はドアや枠の表面に取り付ける最も一般的なタイプで、交換や取り付けが簡単でメンテナンスもしやすく、家庭でも広く使用されています。埋め込み型はドアや枠に内部埋め込みされ、見た目がすっきりするためデザイン性に優れますが、取り付けや交換には専門知識や工具が必要です。
床付型はドア下部に設置される方式で、大型ドアや自動ドアに用いられ、耐久性と安定性が高いのが特徴です。それぞれの種類は取り付け方法や設置環境により適した用途が異なるため、交換や新規設置時にはドアのサイズや使用環境を考慮して最適なタイプを選ぶことが重要です。
ドアクローザーの交換が必要なサイン

ドアクローザーは長期間使用すると徐々に劣化し、性能が低下することがあります。交換のタイミングを見極めるためには、油漏れや異音、ドアの閉まり方の異常など、いくつかの明確なサインを知っておくことが重要です。これらの症状を放置すると、ドアの開閉時に安全性が損なわれたり、思わぬトラブルにつながる可能性があります。ここでは、交換を検討すべき主なサインを具体的に解説します。
油漏れしている
ドアクローザーから油が漏れている場合は、内部のシールや油圧機構が劣化しているサインです。油漏れはドアの動作に直接影響し、閉扉速度が不安定になったり、完全に閉まらなくなる原因となります。さらに漏れた油は床や壁を汚すだけでなく、滑って転倒する危険性もあるため、早急な対応が必要です。
軽微な漏れであれば応急処置でしのげる場合もありますが、多くの場合は交換が推奨されます。また、漏れの量や発生頻度をチェックすることで、故障の進行度や交換の優先度を判断する目安にもなります。
ドアの閉まりが遅い/早い
ドアの閉まり方が極端に遅かったり、逆に勢いよく閉まる場合は、ドアクローザー内部の油圧調整やスプリングが劣化している可能性があります。閉扉速度が安定しないと、ドアを開ける際に力が必要になったり、閉めたときに衝撃でドアや壁を傷つけるリスクがあります。
特にラッチ部分が早く閉まりすぎると、鍵やドア枠の摩耗も進みます。このような症状がある場合は、調整可能なタイプであれば速度調整を試みることもできますが、改善されない場合は交換を検討するべきです。
異音がする
ドアの開閉時に「ギィー」「カタカタ」といった異音がする場合、内部の金属部品の摩耗や油の劣化が考えられます。異音は単なる不快な音だけでなく、部品の損傷が進んでいるサインでもあるため、放置すると破損や油漏れにつながる可能性があります。特にオフィスや住宅で頻繁に使用されるドアの場合、異音は早期に発見して対応することで、後の大規模な修理や交換費用を抑えることができます。異音が続く場合は、交換を視野に入れることが安全です。
ストップ機能が効かない
ストップ機能付きのドアクローザーで、設定した角度で止まらなくなった場合も交換の目安です。ストップ機能が効かないと、ドアが意図せず大きく開いたり、衝撃で壁や家具を傷つける危険があります。
調整ネジやつまみの緩みが原因で改善するケースもありますが、経年劣化や内部部品の破損による場合は、修理よりも交換が確実です。特にバリアフリー環境や安全性が重視される場所では、ストップ機能が正常に働くことが重要です。
使用年数が長い
一般的にドアクローザーの寿命は10~15年程度と言われています。使用年数が長くなると油圧やスプリングの劣化が進み、閉扉速度の不安定や油漏れ、異音などさまざまなトラブルが現れます。
見た目では問題がなくても内部の摩耗は進んでいることが多く、定期的な点検と交換タイミングの把握が必要です。長期間交換していないドアクローザーは、安全性や快適性を確保するためにも早めの交換を検討することが望ましいです。
自分でドアクローザーを交換する手順

ドアクローザーは比較的簡単に交換できますが、作業中の安全性やドア動作の確認を怠ると、怪我やドア破損の原因になります。ここでは、初めて交換する方でも迷わないよう、順を追って手順を解説します。
必要な道具を用意する
自分でドアクローザーを交換する際には、まず必要な道具を揃えることが重要です。基本的にはプラスドライバーやマイナスドライバー、六角レンチ、スパナなどの工具が必要で、作業中に部品を落とさないためのトレーや雑巾もあると便利です。
また、油汚れや破片が付く可能性があるため、軍手や養生シートを用意すると安全です。新しいドアクローザーに付属するネジや金具も確認しておきましょう。事前にすべて揃えておくことで、作業中に途中で工具を探す手間が省け、効率よく安全に作業できます。
既存のドアクローザーを取り外す
古いドアクローザーを外す際は、まずドアが固定されており、揺れない状態で作業できることを確認してください。次に、取り付けネジを緩めて本体を外し、アーム部分も慎重に取り外します。取り外し時には、ドアが勢いよく閉まらないよう支えながら作業することが安全です。
油漏れがある場合は、床や周囲を汚さないよう雑巾で養生してください。古いクローザーのネジや金具は再利用できない場合もあるため、取り外した部品は新しい製品と比較しながら管理することが大切です。
新しいドアクローザーを取り付ける
新しいドアクローザーを取り付ける際は、まず取り付け位置を正確に確認し、必要であれば下穴を開けます。クローザー本体をドアに固定し、アームを取り付けます。このとき、取り付け方向や角度が製品の説明書通りになっているかを必ず確認してください。
ネジは仮止め後に全体の位置を微調整し、最後にしっかりと固定することで、ドアがスムーズに動くようになります。位置合わせを丁寧に行うことで、閉扉速度やラッチスピードの調整も正確に行えます。
動作確認や調整をする
取り付け後は、ドアを数回開閉して閉扉速度とラッチスピードを確認します。閉まる速度が速すぎたり遅すぎる場合は、調整ネジで微調整します。ストップ機能付きの場合は、設定角度で止まるかも確認してください。
すべての調整が完了したら、ドアの開閉がスムーズであることを確認し、油漏れや異音がないかもチェックします。最後に、周囲の安全確認を行い、作業完了です。この手順を守ることで、DIYでも安全かつ正確にドアクローザーを交換できます。
自分でドアクローザーの交換をするメリット・デメリット

ドアクローザーを自分で交換する際には、費用やスケジュール面での利点がある一方、技術的な難易度や失敗のリスクもあります。ここでは、DIY交換のメリットとデメリットを具体的に解説します。
DIYで交換するメリット
自分でドアクローザーを交換する最大のメリットは、費用を抑えられることです。業者に依頼すると、出張費や作業費がかかりますが、DIYならクローザー本体の費用だけで済む場合があります。また、自分の都合に合わせて作業できるため、平日でも休日でも好きなタイミングで交換可能です。
さらに、作業を通してドアクローザーの構造や仕組みを理解できるため、将来的なトラブル対応やメンテナンスがしやすくなる点も利点です。小規模な修理や軽微な調整であれば、DIYで十分対応可能ですし、作業自体を楽しみながら進められる点もメリットといえます。
DIYで交換するデメリット
一方で、DIYでのドアクローザー交換には注意すべきデメリットもあります。正しい取り付け位置や調整を誤ると、ドアの閉まりが遅くなったり、急に閉まって危険な状態になることがあります。また、油漏れや部品の緩みを見落とすと、クローザーやドアに損傷を与えてしまう可能性もあります。
さらに、ドアや枠の材質によっては穴あけや取り付けが難しく、工具不足や経験不足で作業が中断することもあります。そのため、手順を事前に理解し、必要な道具や安全対策を十分に準備してから作業することが不可欠です。
ドアクローザーの交換を業者に依頼した方が良いケース

自分で交換できるドアクローザーも多いですが、状況によってはDIYでの作業が難しく、安全面や作業精度の観点から業者に依頼したほうが安心ですここでは、業者に依頼した方が良い具体的なケースを詳しく解説します。
ドアクローザーが重度に故障している場合
ドアクローザーが油漏れしている、内部部品が破損している、またはドアが正常に閉まらない場合は、DIYでの交換は非常に困難になります。油漏れしている場合、床が滑りやすく作業中に怪我をするリスクが高まるほか、内部部品が摩耗していると適切な取り付けが難しく、ドアの閉まりが不安定になることがあります。
また、破損が進行している場合は、クローザーを外す際に予期せぬ動作をすることもあり、手や指を挟むなどの危険も伴います。このような場合は、安全性と確実性を考慮して、経験豊富な業者に交換を依頼することが推奨されます。業者であれば、破損状態を正確に把握し、適切な部品選定と安全な施工を行ってくれるため、後のトラブルも防げます。
古いドアや特殊ドアの場合
ドアの形状や素材が一般的な規格と異なる場合、標準的なドアクローザーが適合しないことがあります。特に古い木製ドアや金属製ドア、ガラスを多用した特殊デザインのドアでは、DIYでの取り付けは難易度が高く、ドアの建付けやクローザーの動作に悪影響を及ぼす可能性があります。
取り付け位置や取り付け穴の位置が微妙にズレているだけでも、ドアが正しく閉まらなかったり、ストップ機能が効かなくなったりすることがあります。こうした場合は、ドアやクローザーの特性に精通した業者に依頼することで、正確な位置調整と安全な取り付けが可能になります。さらに、古いドアの場合は補強や専用部品の使用も必要になることが多く、プロに任せる方が安心です。
ネジ穴が合わない/既存穴が損傷している場合
既存の取り付け穴が標準規格に合わなかったり、ネジ穴が損傷している場合は、DIYでの作業は非常に困難です。無理に穴を広げたり、ネジを強引に締めると、ドアやクローザーが不安定になり、後々の使用中にドアの倒れや外れなどのトラブルが発生する可能性があります。また、損傷した穴を補修せずに取り付けると、固定力が不足してドアクローザーの寿命が短くなるだけでなく、ドアそのものの強度低下にもつながります。
こうした場合は、専用工具や補強部品を使用して確実に取り付けできる業者に依頼することで、ドアの安全性を保ちつつ正しく取り付けられるため、DIYでの失敗リスクを避けることができます。
ストップ機能や速度調整の設定が複雑な場合
ストップ機能付きや多段階速度調整機能を持つドアクローザーは、取り付け後の設定が非常に重要です。DIYで取り付けても、調整を誤るとドアが勢いよく閉まったり、逆に閉まりが遅くなり、使用中の安全性に大きな影響を与える可能性があります。特に公共施設やオフィスなどで重いドアに使用する場合、調整を間違えると人や物にぶつかる危険もあります。
また、複雑なストップ角度やスピードの微調整は、経験のない方には正確に行うのが難しく、ドアクローザー本来の性能を引き出せないことがあります。そのため、設定が複雑な場合は、専門知識を持つ業者に依頼して正確に取り付け・調整してもらうことが推奨されます。
DIYで作業するのが危険な場合
作業場所が高所にある、ドアが重く安定させづらい、周囲に障害物が多いなど、DIYでの作業が物理的に危険な場合があります。工具の取り扱いに慣れていない方が無理に作業を行うと、落下や挟まれ、滑落などの事故につながる可能性があります。また、狭い場所でドアを支えながら作業すると、身体や手が挟まれるリスクも高くなります。
さらに、電動工具を使う場合や、ドアクローザー内部にスプリングが強く組み込まれている場合も、予期せぬ力で怪我をする可能性があります。このような危険がある場合は、無理にDIYせず、プロの業者に依頼して安全に作業を行うことが最も確実です。
交換用ドアクローザーの選び方

ドアクローザーは、設置するドアのサイズや重量、開き方、取り付け方向に合った製品を選ぶことが重要です。また、既存の取り付け穴との互換性やメーカー・型番の互換性、必要な機能を確認することで、交換作業をスムーズに行えます。適切な製品選びは、ドアの安全性と快適な使用感を維持するために欠かせません。ここでは、交換用ドアクローザーを選ぶ際のポイントを詳しく解説します。
ドアのサイズ・重量に合った製品を選ぶ
ドアクローザーは取り付けるドアのサイズや重量に応じて適切な製品を選ぶ必要があります。軽量の小型ドアに重いクローザーを取り付けると、ドアの動作が鈍くなったり、閉まる際に過剰な力がかかってドアやクローザー本体に負担がかかります。
逆に重量のあるドアに軽量用のクローザーを取り付けると、ドアが勢いよく閉まったり、閉扉が不十分で隙間が残るなどの不具合が発生します。購入前にはドアの幅・高さ・厚み・重量を測定し、製品の適合範囲を確認しましょう。適切なサイズのドアクローザーを選ぶことで、長期間安定したドア動作と安全性を確保できます。
開き方・取り付け方向に合うか確認する
ドアクローザーはドアの開き方(右開き・左開き、内開き・外開き)や取り付け方向に合わせて選ぶ必要があります。間違った開き方や取り付け方向の製品を使用すると、正しく作動せずドアが閉まらなかったり、ストップ機能や速度調整が効かないことがあります。
特に左右非対称のドアや引き戸、片開きドアなどでは、クローザーの型番や仕様を慎重に確認することが重要です。また、取り付け位置が上枠か扉本体かでも適合が異なるため、事前にメーカーの取扱説明書や対応表を確認して、ドアの構造と開閉方式に合った製品を選ぶ必要があります。
既存の取り付け穴との互換性を確認する
既存のドアクローザーを交換する際には、元の取り付け穴との互換性を確認することが大切です。穴の間隔や直径が新しいクローザーに合わない場合、ネジの固定が不十分になり、ドアが正しく閉まらないことがあります。
また、穴を無理に広げたり新たに開けるとドア材の強度が低下し、将来的にクローザーの取り付けが不安定になることもあります。購入前には元のクローザーの取り付け位置や穴の寸法を測定し、同一規格や互換性のある製品を選ぶことが重要です。これにより、DIYでの取り付けがスムーズになり、失敗やトラブルを防げます。
メーカーや型番の互換性を確認する
ドアクローザーはメーカーごとに形状や取り付け仕様が異なる場合があります。そのため、同じメーカーの製品や同一型番の互換品を選ぶことで、取り付け穴やネジの位置が合いやすく、正確な動作が期待できます。
異なるメーカーや型番の製品を安易に選ぶと、穴の位置が合わなかったり、スプリングやストップ機能が正しく作動しないことがあります。また、互換品を使う場合でも、メーカーが推奨する範囲内であることを確認する必要があります。事前に既存の型番や仕様をメモし、適合表やメーカーサイトで互換性を確認することが安全です。
必要な機能を確認する
ドアクローザーには、ストップ機能、速度調整機能、バックチェック機能など複数の付加機能があります。使用場所や用途に応じて必要な機能を備えた製品を選ぶことで、ドアの安全性や利便性を向上させられます。例えば、公共施設や子供の出入りが多い場所ではバックチェック機能や緩衝機能付きのクローザーが推奨されます。
家庭用であればストップ機能や速度調整だけでも十分な場合があります。購入前に、どの機能が必要かを明確にし、不要な機能に過剰な費用をかけないことも重要です。また、機能ごとに調整方法や操作手順を確認しておくことで、取り付け後の微調整がスムーズになります。
まとめ
ドアクローザーは、ドアの安全性や快適な開閉に関わる重要な部品です。自分で交換する場合は、必要な道具を揃え、古いクローザーの取り外しから新しいクローザーの取り付け、スピード調整まで正しい手順で行うことが大切です。
また、ドアサイズや重量、取り付け方向、既存のネジ穴との互換性などを確認することで、トラブルを防ぎ安全に作業できます。DIYで交換するメリットは費用の節約や作業スケジュールの自由度ですが、調整ミスや取り付け不良のリスクもあるため注意が必要です。
もし、自分でのドアクローザー交換に不安を感じたら鍵猿までご相談ください。鍵猿でしたら、ドアクローザーの交換も見積もり・出張費無料で現場に駆け付けます。ドアクローザーの事なら鍵猿までお気軽にお問い合わせください。








